一般NISAが始まって9年、つみたてNISAが始まって5年が経ちます。
NISA制度がスタートしてから、投資を始めた人が多いのではないでしょうか?私もその中の一人です。
そして、2024年1月からは、今あるNISA制度が大きく変わります。資産形成をする上で、株式や投資信託に投資することは欠かせません。新NISAがスタートする前に新NISAのこと知って、これからの投資計画を考えるきっかけになってほしいです。
新NISAってなに?
そもそもNISAとは、少額からの投資を行いたい人のための国の税制優遇制度(非課税制度)です。本来、株の売買や株からの配当金で得た利益は、約20%の税金を納めないといけません。しかし、NISAを活用して得られた利益には、税金がかかりません。
新NISAは、現行の一般NISAとつみたてNISAを1つにして、かなりバージョンアップしたと思ってもらえればいいです。
新NISAのスタートすると、現行の一般NISAとつみたてNISAでの買い付けはできなくなりますが、一般NISAは5年間の非課税期間とつみたてNISAは20年間の非課税期間は継続します。
新NISAの主なバージョンアップ
バージョンアップ① 非課税保有期間が無期限になる
半永久的に新NISAで得られた利益に税金がかからないということです。現行の一般NISAの非課税保有期間は5年。つみたてNISAの非課税保有期間は20年です。それと比べると新NISAの非課税保有期間は無期限なので、みなさんにおすすめする長期投資をするにあたってかなり有利になります。
バージョンアップ② 口座開設期間が恒久化する
口座開設期間の恒久化により、日本に住んでいる18歳以上の人ならいつでも口座を開設することができます。
バージョンアップ➂ 年間投資枠が拡大する
新NISAの年間投資枠は最大で360万円(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円)です。現行の一般NISAの年間投資枠は120万円で、つみたてNISAの年間投資枠は40万円です。なので、年間投資枠が大幅に拡大することが分かると思います。
バージョンアップ④ 非課税保有限度額が大幅に拡大する
新NISAの生涯投資枠は1800万円です。現行の一般NISAは最大800万円。つみたてNISAは600万円なので、大幅に拡大することが分かると思います。例えば、月に3万円の積み立てだと、1800万円の買い付けが終わるまでに50年かかります。1800万円を必ず買い付けないといけないわけではないので、自分に合った投資スタイルで、無理のない金額で新NISAを活用してほしいと思います。
新NISAの活用方法
新NISAは、つみたて投資枠と成長投資枠に分かれていて、少し複雑になっているところもあります。
私が、おすすめするのは長期インデックス投資です。なので、つみたて投資枠をメインで使うといいと思います。
例)毎月5万円を積み立てる。年間投資額60万円。30年後に1800万円の買い付けが終わる。
毎月10万円を積み立てる。年間投資額120万円。15年後に1800万円の買い付けが終わる。
というように、ややこしいことはせず、毎月同じ金額をつみたて続けることが、長期インデックス投資にとって大切なことです。
私は、つみたてNISAでやってきている通り、毎月3万3,333円を積み立てて、年間投資額約40万円。プラスで国内株式(個別株)を買っていくつもりです。つみたてだけで考えると45年後に1800万円の買い付けが終わる予定ですが、国内株式(個別株)の買い付け額次第で、大幅に変わるかもしれません。
新NISAの活用方は色々あると思いますが、投資信託を買ったり、個別株を売買したり多くのことをやってしまうと大損する可能性が高くなると思います。
なので、私のおすすめは長期インデックス投資です。長期インデックス投資やつみたてNISAついては、下記の記事を参考にしてみてください。
まとめ
どうでしたか?もう少しややこしいところのある新NISAですが、今回は基本的なところを記事にしました。興味がある人は、楽天証券やSBI証券などのネット証券で口座開設することをおすすめします。
そして、新NISAが始まってから、投資を始めようとしている人は損をするかもしれません。まず、今すぐつみたてNISAを始めましょう。下記の記事に今からでもつみたてNISAをやるべき理由をまとめています。参考にしてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事でみなさんの悩みが解決し、次に進めたら幸いです。
『無知が一番の損』 これからも学んでいきましょう。
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