実際、教員って忙しいの?どのくらい働いているの?
教員になる前に、教員の勤務実態を知りたい。
私は、小学校教員歴8年目です。今回は、私の経験をもとに『【これが現実】教員の勤務実態』をまとめてみました。教員になろうと考えている人や教員の働き方に疑問を持つ人は、ぜひご覧んになってください。
教員1年目
私は、大学卒業と同時に小学校教諭になりました。社会人1年目と教員1年目が同時にスタートしました。子どものころからあこがれていた仕事だったので、不安より楽しみが大きかったです。
しかし、現実はそう甘くなく、教員1年目の私は分からないことが多すぎて、何をやるにしても時間がかかってしまいました。お風呂に入るためだけに家に帰ったこともあります。平日だけでは、仕事が当然終わらず、日曜日も毎週学校に行き、授業の準備などをしていました。
なので、教員1年目の残業時間は、月150時間を軽く超える月がありました。
教員2年目
教員2年目は、1年目の時と同じ学年を担当だったり、大きな校務分掌がつかなかったこともあり、残業時間が大幅に減りました。休みの日に学校に行くことも少なくなりました。
仕事を持ち帰らない代わりに、遅くまで学校で仕事をしていました。なので、教員2年目の残業時間は月80~100時間程度でした。
教員3年目
教員3年目は、前年度と担当学年が変わり、体育主任と割と大きな校務分掌を担当することになりました。また、結婚を機になるべく早く帰るように心がけました。(それでも19時前後退勤)。学校の様子や1年間の流れはわかってきたものの、初めての業務が多くあったので、勤務時間外にやらざる終えなかったです。毎週土日のどちらかは、学校に行き仕事をしていました。
教員3年目の残業時間は、月100時間を超えることも珍しくありませんでした。
教員4年目
教員4年目は、前年度と全く同じ、学年と校務分掌でした。少し楽になった部分もありますが、教材研究に多くの時間を割くようになり、残業時間は減りませんでした。教材研究は、正直キリがないところがあります。私は、教材研究をとことんやるタイプです。また、この頃ぐらいから出退勤の打刻が導入され、残業時間によっては教育委員会に呼び出しされるので、偽った打刻をしていました。(早めに打刻)
教員4年目の残業時間は、月80~100時間程度でした。
教員5年目
教員5年目は、一年間育児休業を取得していました。なので、仕事も残業もありません。
お金をもらいながら育児に専念できる素晴らしさを実感しました。小さいお子さんをもつすべての教員にとってもらいたいです。
育児休業については、下記の記事でまとめています。参考にしてください。
教員6年目
教員6年目は、育休明けと同時に異動になりました。コロナ禍で学校はガラッとかわり、私にとっては働きやすい環境になっていました。行事の精選や縮小、オンラインの研修など学校の在り方が変わるきっかけになったと思います。そして、このころから定時に帰ることを意識しはじめました。しかし、教材研究などの仕事が減るわけではないので、家に持ち帰ってやっていました。土日に学校に行きことはなくなりました。
教員6年目の残業時間は、月に60~80時間程度でした。しかし、ほぼ定時退勤の私の記録上の残業時間は20時間程度です。
教員7年目
教員7年目は、人生初の学年の担任と人生初の研究主任を担当することになりました。まだまだコロナの影響があり、前年度と同じように行事の精選や縮小が相次ぎましたが、初めての仕事が多すぎて大変な1年でした。
定時退勤を心掛けていたので、その分持ち帰る仕事の量が増えていきました。睡眠時間4時間が1か月続いたこともありました。
教員7年目の残業時間は、月80~120時間程度でした。 相変わらず記録上の残業時間は月20時間程度。
教員8年目(現在)
教員8年目は、久しぶりの学年と重くない校務分掌なので、仕事の数は減りました。子どもたちを想うあまり、教材研究の時間がものすごく増えています。完璧な授業なんてないと分かっていますが、ぎりぎりまで教材研究をする自分がいます。
どこで線引きをするかがこれからの私の課題でもあります。
そして、わが子を寝かしつけるとともに寝落ちすることが多くなりました。なので、1日のスケジュールがころころ変わります。
教員8年目の残業時間は、月60~90時間程度です。
まとめ
今回は、私の勤務実態を紹介しました。いかがでしたか?共感できるところやできないところ、初めて知ったことなどあったのではないかと思います。当然ですが、勤務校や人によって仕事内容が異なるので、残業時間に違いはありますが、多くの人が長時間の残業をしているのが現実です。
教員になろうとしている人やなろうか悩んでいる人、長時間労働に悩んでいる人の手助けができたらと思ってまとめました。現実を知った上で自分の道を選択しましょう。
他にもこんな記事を書いてます。参考にどうぞ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事でみなさんの悩みが解決し、次に進めたら幸いです。
『無知が一番の損』 これからも学んでいきましょう。
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